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相続した不動産売却に手続きの流れと必要な書類をご紹介!
カテゴリ:お役立ち情報  / 投稿日付:2024/08/07 06:00


相続した不動産の売却は、手続きが複雑で、何をすれば良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

特に、相続登記や税金に関する手続きは、専門知識が必要で、不安に感じる方も多いでしょう。
本記事では、相続した不動産売却に必要な書類や手続きの流れを解説し、スムーズな売却を実現するためのポイントを紹介します。
 

□相続した不動産売却に必要な手続きと流れ

 
相続した不動産を売却するには、まず不動産の名義変更、つまり相続登記を行う必要があります。
相続登記は、被相続人が亡くなってから4ヶ月を目途に行う手続きで、不動産の名義を被相続人から相続人に変更することで、売却や賃貸などの権利を行使できるようになります。
相続登記が終われば、いよいよ不動産の売却に移行します。
売却方法には、仲介業者に依頼して売却する方法、個人で売却する方法、買取業者に売却する方法などがあります。
売却方法によって手続きや必要な書類が異なるため、それぞれの方法の特徴を理解した上で、最適な方法を選びましょう。
 

1:相続登記

 
相続登記は、不動産の名義を被相続人から相続人に変更する手続きです。
この手続きを行うことで、相続人が不動産の所有者となり、売却や賃貸などの権利を行使できるようになります。
相続登記には、相続人全員の戸籍謄本や住民票、被相続人の戸籍謄本、不動産の固定資産評価証明書など、多くの書類が必要となります。
 

2:不動産の売却

 
相続登記が完了したら、いよいよ不動産の売却に移行します。
売却方法は、大きく分けて以下の3つの方法があります。
 
・仲介業者に依頼して売却する方法
 
仲介業者に依頼して売却する場合は、仲介業者に不動産の売却活動をお願いします。
仲介業者は、不動産の査定や広告、購入者との交渉など、売却に関する様々な業務を行ってくれます。
この方法は、売却価格が高くなる可能性が高い一方、売却までに時間がかかる場合もあります。
 
・個人で売却する方法
 
個人で売却する場合は、自分で広告を出したり、購入者を探したりする必要があります。
この方法は、仲介手数料がかからないため、売却価格が高くなる可能性が高い一方、売却活動に多くの時間と労力を割く必要があります。
 
・買取業者に売却する方法
 
買取業者に売却する場合は、買取業者に不動産を買い取ってもらいます。
この方法は、売却がスピーディーに行える一方、売却価格が低くなる可能性があります。
 

3:確定申告

 
不動産を売却した際には、譲渡所得が発生するため、確定申告を行い、税金を納める必要があります。
譲渡所得とは、不動産を売却した際に得られる利益のことです。
譲渡所得の計算方法は、売却価格から取得価格と売却にかかった費用を差し引くことで算出されます。
確定申告は、不動産を売却した翌年の2月16日から3月15日までに、税務署に提出する必要があります。


 

□相続登記に必要な書類を解説

 
相続登記に必要な書類は、相続方法によって異なります。
具体的には、以下の3つのケースで必要な書類が異なります。
 

1:法定相続分どおりに相続した場合

 
法定相続分どおりに相続する場合は、相続人全員の戸籍謄本、被相続人の戸籍謄本、不動産の固定資産評価証明書、相続関係説明図が必要です。
相続関係説明図は、相続人全員の関係を図示したもので、法務局のホームページからダウンロードできます。
 

2:遺言に基づいて相続した場合

 
遺言に基づいて相続する場合は、遺言書に加えて、相続人全員の戸籍謄本、被相続人の戸籍謄本、不動産の固定資産評価証明書が必要です。
 
遺言書は、公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言のいずれかの形式で作成されます。
公正証書遺言は、公証役場で作成される遺言書で、最も法的効力が高い遺言書です。
自筆証書遺言は、遺言者が自筆で作成した遺言書で、公正証書遺言よりも法的効力が低くなります。
秘密証書遺言は、遺言者が遺言の内容を封筒に入れて、公証役場に保管してもらう遺言書です。
 
遺言書は、相続登記の際に必要となる重要な書類なので、遺言書を作成している場合は、必ず保管場所を確認しておきましょう。
 

3:遺産分割協議に基づいて相続した場合

 
遺産分割協議に基づいて相続する場合は、遺産分割協議書に加えて、相続人全員の戸籍謄本、被相続人の戸籍謄本、不動産の固定資産評価証明書が必要です。
遺産分割協議書は、相続人全員で作成するもので、不動産の分配方法などが記載されています。
相続登記の際に必要となる重要な書類なので、必ず作成しておきましょう。


 

□まとめ

 
相続した不動産の売却は、相続登記や税金申告など、多くの手続きが必要となります。
スムーズな売却を行うためには、事前に必要な書類や手続きの流れを理解しておくことが大切です。
 
相続登記に必要な書類は、相続方法によって異なるため、それぞれのケースで必要な書類を確認しましょう。
また、不動産の売却には、仲介業者に依頼する方法、個人で売却する方法、買取業者に売却する方法など、様々な方法があります。
それぞれの方法の特徴を理解した上で、最適な方法を選びましょう。
相続した不動産の売却は、複雑な手続きが多いですが、本記事を参考に、しっかりと準備を進めてくださいね。

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